ラピッドガール（2005年生、母Personal Glory）

ラピッドガール（2005年2月12日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「迅速な＋少女」。毛色は鹿毛。種牡馬のSeeking the Gold（当時20歳）と交配したPersonal Gloryが19歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、地方10戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

14歳のとき、キヨタケ牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、宇田昌隆によって220万円で落札された。

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月20日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のスプリングピットに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月18日、中3週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

12月22日、中4週で迎えた3戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3歳（2008年）

2月11日、中6週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

10月25日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

12月20日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた6戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた8戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月28日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

5月17日、中6週で迎えた10戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

9月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、勝ったコスモオーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

11月15日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5歳（2010年）

1月11日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

2月23日、中5週で迎えた15戦目は、うぐいす特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のパラダイスデイに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

3月27日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

7月31日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、野田観光まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般A二（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた20戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月29日、中5週で迎えた23戦目は、一般C1十十一（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた24戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた25戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

6歳（2011年）

2月2日、中4週で迎えた26戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に敗れた。