ファイントリック（2018年生、母ステージトリック）

ファイントリック（2018年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したステージトリックが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。2021年のOROオータムティアラ(牝M1)に勝利した他、2021年のOROオータムティアラ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤祐司厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2020年）

7月5日、デビュー戦は菅原辰徳騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 曇/重）に出走。馬体重は403kg。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマツリダジョオーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったコンバットマジックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のビギナーズカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマツリダジョオーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月1日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の知床賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月14日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原辰徳騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原辰徳騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原辰徳騎手（10戦2勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミズサンフェイムに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のスプリングカップ（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったリュウノシンゲンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

4月18日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のあやめ賞（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

6月27日、中5週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（12戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（13戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた17戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた18戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（14戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた20戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、秋分特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月24日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のOROオータムティアラ（盛岡ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で七夕裕次騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールデンヒーラーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月1日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で七夕裕次騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4歳（2022年）

4月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、卯月特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた24戦目は、皐月特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（15戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた25戦目は、M3のあすなろ賞（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（16戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた26戦目は、M1の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（17戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた27戦目は、青葉特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（18戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（19戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた29戦目は、すずらん賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（20戦2勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた30戦目は、桂樹杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた31戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた32戦目は、寒露特別（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた33戦目は、紅葉特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本涼人騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた34戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定オープンのORO（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（21戦2勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

デビュー前

佐藤祐司厩舎（岩手）へ入厩。

12月30日、中5週で迎えた36戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、ハヤテ特別（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。