カネスガイクイクド（2003年生、母レイレイン）

カネスガイクイクド（2003年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名（が）＋行く、行くど」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時16歳）と交配したレイレインが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方14戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の三室山特別。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月12日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

3歳（2006年）

3月1日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳F2二（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモエレアスコットを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月29日、中3週で迎えた4戦目は、3歳F2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤隆一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた5戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳F2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳F2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンエイムテキングを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳F3一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は武藤隆一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケンブリッジキングにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳F2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤隆一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のメイセイジャガーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤隆一騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシンエイムテキングを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳F1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤隆一騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳F1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤隆一騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアイランドイチをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

9月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上B2一（姫路ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は武藤隆一騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テイケイフォースに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月5日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、なら酪農農協特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた15戦目は、「近江米」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武藤隆一騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4歳（2007年）

4月3日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。