ポジターノ（1998年生、母グリザイユ）

Positano

1998.04.19

ポジターノ（1998年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時14歳）と交配したグリザイユが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

9月17日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

10月21日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したセレーノにクビ差届かず2着となった。

11月18日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2001年）

1月27日、中9週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったアプロディッセに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。0着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、マヤノムサシに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリスタルビームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテキサスリンドを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。