フェアリーズサドル（2002年生、母ヴエスル）

フェアリーズサドル（2002年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「コーギー犬の背の白い部分。芦毛の馬体より」。毛色は芦毛。種牡馬のティッカネン（当時11歳）と交配したヴエスルが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月23日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4月24日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

8月7日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月27日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したブライティアバナーにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月25日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。