マリコノコ（2002年生、母ミスマリコ）

マリコノコ（2002年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ミスマリコの娘なので」。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時16歳）と交配したミスマリコが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方31戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

6月26日、デビュー戦は鈴来直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

8月27日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように疾駆したが、スマートギルドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中6週で迎えた5戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2006年）

1月13日、中3週で迎えた7戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月16日、中4週で迎えた8戦目は、4歳（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のミナミカゼをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月15日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

4月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のユウコーサマーランに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月25日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

5月1日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

6月5日、中4週で迎えた14戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

6月15日、中0週で迎えた15戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた16戦目は、サマータイムスプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（7戦2勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（8戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムテイガールに7馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月19日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（9戦3勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2二三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、パステルフォンテンに半馬身交わされて2着となった。

10月23日、中1週で迎えた20戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、代々木特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

12月7日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦の西新井特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（10戦3勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

5歳（2007年）

1月2日、連闘で迎えた24戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（11戦3勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

1月18日、中1週で迎えた25戦目は、やまびこ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（12戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

2月5日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（13戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月13日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したトートリムジンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月5日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（15戦3勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4月23日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田正重騎手（17戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたマルハチバルタバス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月28日、中1週で迎えた31戦目は、利根川特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田正重騎手（18戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、スピードキングに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月18日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で本田正重騎手（19戦3勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた33戦目は、城ヶ島特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で本田正重騎手（20戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた34戦目は、三陸特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた35戦目は、八景島特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（21戦3勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。