ポールシッター（2010年生、母ヘヴンリービーナス）

ポールシッター（2010年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ポールポジションを獲得したレーサー」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時15歳）と交配したヘヴンリービーナスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地20戦0勝2着1回、中央障害11戦3勝2着1回、地方13戦3勝2着2回。2017年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月1日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したリヤンドファミユにクビ差届かず2着となった。

3歳（2013年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月23日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入った。

6月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月29日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、義っちゃん退職おめでとう記念（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた12戦目は、向寒特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月7日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したフクノタイガーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーセンゴージャスにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた19戦目は、楽天競馬賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

5月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、健康生活サポート「水素水36」杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイナミックワルツに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月16日、中2週で迎えた21戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセントウイナーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

7月16日、中1週で迎えた23戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、ひまわり特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のキクノセントロに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月30日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた24戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく18着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた25戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月16日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光の如き末脚を発揮し、3着に入った。

11月30日、中1週で迎えた28戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた29戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5歳（2015年）

1月24日、中4週で迎えた30戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月2日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月6日、中4週で迎えた32戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた33戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2016年）

1月16日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月20日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた35戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキープトラインから1馬身半差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた39戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のブレイクアウトに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアイティテイオーに5馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

8月27日、中6週で迎えた41戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月22日、中7週で迎えた42戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた43戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（2017年）

1月7日、中8週で迎えた44戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のソロルに半馬身の差をつけて制した。