パラプリュイ（2011年生、母エポカローザ）

パラプリュイ（2011年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「傘（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したエポカローザが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦0勝、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の一般B3。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、永田和彦によって1,837.5万円で落札された。

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月30日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月30日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2014年）

1月5日、中4週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

2月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月30日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

6月1日、中8週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

6月28日、中3週で迎えた9戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小崎綾也騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小崎綾也騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

10月3日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のめじろ特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったキーアシストにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月10日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったエスケイオスカーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のコウノトリ特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた17戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、カケス賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた18戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドルミナスに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月25日、中1週で迎えた19戦目は、磨墨特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。