ニシノソレガシ（2020年生、母ニシノプレシャス）

ニシノソレガシ（2020年4月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+某。自分自身の古風な言い方」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時14歳）と交配したニシノプレシャスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はガーベラパークスタツド。主な勝ち鞍は2023年のサマードリームリレーin浦和賞。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月9日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は530kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

10月23日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3歳（2023年）

2月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天与の闘争本能で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

3月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月15日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサマードリームリレーin浦和賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のモーニングに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で七夕裕次騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミヤコノティアラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で七夕裕次騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャンデルに約11馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月10日、中2週で迎えた9戦目は、高麗山賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で七夕裕次騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2024年）

2月20日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、フリージア特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で七夕裕次騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた11戦目は、爽春特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で七夕裕次騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた12戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、オオムラサキツツジ特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた13戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサツキツツジ特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

デビュー前

冨田敏男厩舎（浦和）へ入厩。

7月15日、中7週で迎えた14戦目は、朝顔特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月19日、中4週で迎えた15戦目は、ほおずき特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は七夕裕次騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

9月17日、中3週で迎えた16戦目は、秋晴特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で七夕裕次騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。