ヒカリヴィグラス（2006年生、母マイムーン）

ヒカリヴィグラス（2006年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時10歳）と交配したマイムーンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒカル牧場。戦績は、地方30戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の霜降特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

竹山隆厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2008年）

7月28日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は467kg。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた2戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたクイックダンス決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月14日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月26日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

3歳（2009年）

2月16日、中6週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月22日、中6週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマルフクジェットをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

5月13日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月5日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦の乙女ゆり特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（10戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のはまゆう特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で矢野貴之騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月30日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で矢野貴之騎手（12戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月31日、中3週で迎えた16戦目は、ジルベスター特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で矢野貴之騎手（13戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入った。

4歳（2010年）

1月19日、中2週で迎えた17戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエイコウロードをクビ差振り切って優勝

2月4日、中1週で迎えた18戦目は、立春特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月5日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、キャピタルステッキ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月16日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、中野区特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

4月8日、中2週で迎えた22戦目は、ふたご座特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月29日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮し、3着を確保した。

8月15日、中1週で迎えた24戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、いるか座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた25戦目は、週刊女性賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月21日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた26戦目は、霜降特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエドノブラウンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月10日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた28戦目は、彩の夢味牛賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

5歳（2011年）

1月11日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。