コスモコマンダ（2005年生、母Saw Her Shadow）

コスモコマンダ（2005年4月6日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋司令官」。毛色は青鹿毛。種牡馬のDeputy Commander（当時11歳）と交配したSaw Her Shadowが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地18戦1勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月1日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月4日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

9月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

10月21日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサーンバラッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月17日、中3週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3歳（2008年）

3月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

4月5日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月11日、中1週で迎えた10戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

8月31日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

12月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

1月18日、連闘で迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた19戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、ゲンマ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた21戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、花菖蒲特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。