サブマリンスカウト（2005年生、母ブレーブビューティ）

サブマリンスカウト（2005年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イギリスの飛行船名より」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時13歳）と交配したブレーブビューティが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤本牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の代々木特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤信之によって105万円で落札された。

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

8月11日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月3日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3歳（2008年）

2月2日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で武士沢友治騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

5月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた10戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（8戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（9戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月31日、中5週で迎えた13戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月28日、中7週で迎えた14戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、代々木特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のクランペガソスをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月4日、中4週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4歳（2009年）

6月22日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた18戦目は、荒川区特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

12月31日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、本村直樹騎手を鞍上に迎えて、ジルベスター特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5歳（2010年）

1月22日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本村直樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月3日、中3週で迎えた22戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したピサノフジを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の一般C2（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。