ツルガオカライジン（1999年生、母ヤヨイテンマ）

ツルガオカライジン（1999年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタマモクロス（当時15歳）と交配したヤヨイテンマが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高松牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」と「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

8月18日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

3歳（2002年）

5月12日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

5月26日、中1週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゲイリーゴーに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2003年）

6月28日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2004年）

11月1日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月14日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（水沢ダート1900m 雪/不良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（2005年）

7月31日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた13戦目は、タイムチャレンジレース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた14戦目は、シリウス賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月22日、中9週で迎えた15戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般F7（高知ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マナミにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般F7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコレールスパートに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月24日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、一般F5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。