ユウユウシーザー（2003年生、母キクノレミー）

ユウユウシーザー（2003年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「娘の愛称＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のネーハイシーザー（当時13歳）と交配したキクノレミーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は宮本好弘。戦績は、中央平地1戦0勝、地方8戦2勝2着2回。2006年のしらさぎ賞(地方重賞)で2着に入った他、2006年のニューイヤーカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮本好弘から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

及川肇厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2005年）

7月25日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は499kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアブラガジャックに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月27日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のスペースシップに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月23日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のナドアルシバ競馬場カップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のシーサイドホープ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

3歳（2006年）

1月2日、中2週で迎えた6戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったコーラスマスターに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月13日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3月8日、中2週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた8戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったサワライチバンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2007年）

1月22日、約10か月半の休み明けで迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ウェルカム2007賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。