パンドラフォンテン（2014年生、母バーデンフォンテン）

パンドラフォンテン（2014年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する女性名＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時12歳）と交配したバーデンフォンテンが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井弘幸。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月10日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、イノバティブに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月5日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、アドマイヤシナイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2017年）

2月25日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

5月6日、中9週で迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のフラガリアを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2018年）

4月28日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月26日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るマツリダウメキチを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月30日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

11月11日、中5週で迎えた11戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、6着に終わった。

5歳（2019年）

1月19日、中9週で迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。

4月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

6月16日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月13日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6歳（2020年）

4月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月21日、中8週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦1勝）。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり17着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた20戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、オキザリススプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた21戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、聖夜特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7歳（2021年）

1月14日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のガーネットスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた23戦目は、早春スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

2月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、高麗川特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月3日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、馬い!八幡平バイオレット記念（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた26戦目は、馬い!八幡平バイオレット記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小杉亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた27戦目は、馬い!江戸前飯塚海苔記念（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた28戦目は、馬い!はつうみ卵はサンサンエッグ記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

8歳（2022年）

1月13日、中5週で迎えた29戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、馬い!善一の黒ニンニク発売記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた30戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は小杉亮騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた31戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、松岡醸造帝松賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦の馬い!男は善一ブラック記念（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は小杉亮騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた33戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、馬い!じじちゃん燻り大根発売記念（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月22日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた35戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のログハウスに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

7月24日、連闘で迎えた36戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた37戦目は、夕涼み特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた39戦目は、小林捺花騎手を鞍上に迎えて、馬い!八幡平バイオレット記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた41戦目は、よみうりランドジュエルミネーション（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた42戦目は、七変化賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は小林捺花騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた43戦目は、馬い!今夜は島カレーと玉ねぎスープ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。