ムーンパステイオー（2017年生、母サマーヴィーナス）

ムーンパステイオー（2017年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋帝王」。毛色は鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時15歳）と交配したサマーヴィーナスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。主な勝ち鞍は2020年の虹の松原特選。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月31日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず15着に終わった。

9月8日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

11月2日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月28日、中7週で迎えた4戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

4月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦の春光賞（a）（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったクリノヴジュアルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月10日、中4週で迎えた7戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンララファルに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月17日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイワノサクラに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の虹の松原特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のヨシノフローラに2馬身の差をつけて制した。