キャレモンショコラ（2011年生、母スウィートダンス）

キャレモンショコラ（2011年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「まさにチョコレート（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時22歳）と交配したスウィートダンスが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は廣中稔。戦績は、中央平地9戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の勝浦特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、廣中稔から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって504万円で落札された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月26日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るデルマノママナノダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月15日、中6週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

9月28日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月6日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4歳（2015年）

1月24日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチュウワベイビーに半馬身届かず2着に敗北した。

3月15日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラフローラにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月3日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピクニックソングをハナ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

8月23日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーノリチャンをクビ差制して1着ゴールを果たした。

10月4日、中5週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のバトルムーングロウに2馬身の差をつけて4勝目を奪取した。