パープルグローリー（2019年生、母ウィステリアアーチ）

パープルグローリー（2019年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「紫色のライラック」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時10歳）と交配したウィステリアアーチが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C1。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月20日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイラーテソーロにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月18日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

3歳（2022年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた4戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

10月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた5戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイネルアムニスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のチョコラータに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、レディスジョッキーズシリーズ盛岡第1戦（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたエクシードスター決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2023年）

1月22日、中8週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた9戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月20日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月29日、中5週で迎えた12戦目は、市川特別（園田ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は永島まなみ騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のダイヤグラフを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

10月21日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた16戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

5歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた18戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず13着に終わった。

2024年2月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。