インユアアイズ（1998年生、母ショウメイケーコ）

インユアアイズ（1998年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時12歳）と交配したショウメイケーコが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）仲野牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の一般C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、仲野牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

9月17日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

3歳（2001年）

2月18日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月11日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり17着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた6戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

10月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノキープアップに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスタートップヤードに8馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月11日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイエヌマサルに2馬身半の差をつけて制した。

12月2日、中2週で迎えた13戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（3戦3勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤川洋一郎騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤川洋一郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

4歳（2002年）

4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤川洋一郎騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた17戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（7戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（8戦3勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（9戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤川洋一郎騎手（11戦3勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤川洋一郎騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤川洋一郎騎手（13戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤川洋一郎騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤川洋一郎騎手（15戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で藤川洋一郎騎手（16戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタテヤマヒーローを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた28戦目は、金沢センターエリア賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で藤川洋一郎騎手（17戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。