カイシュウコロンボ（2008年生、母マヤノイシス）

カイシュウコロンボ（2008年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋刑事コロンボより」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したマヤノイシスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本隆志。戦績は、中央平地27戦5勝。2014年の北九州記念(ハンデG3)で3着に入った他、2013年の2000sダービーメモリーズディープインパクトカップ(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中本隆志から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」と「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月4日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のボンベイダックを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月2日、中3週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳500万下のつわぶき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3歳（2011年）

1月22日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月11日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあずさ賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2012年）

1月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイメイザクラをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

2月5日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のジョーアカリンに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

6月24日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミエノゴーゴーをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

7月21日、中1週で迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月28日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた20戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2012ファンタスティックジョッキーズトロフィー（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2013年）

1月5日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイキパーシヴァルを上がり4位の末脚で半馬身差し切って5勝目を掴み取った。

5月26日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの2000sダービーメモリーズディープインパクトカップ（京都芝1400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6歳（2014年）

6月22日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月24日、中6週で迎えた26戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。