シュヴァルツリーゼ（2016年生、母ソベラニア）

シュヴァルツリーゼ（2016年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒い巨人（独）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時15歳）と交配したソベラニアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。2019年の弥生賞(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月4日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るエスコーバタハトを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2019年）

3月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウテンゲンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

4月14日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5月26日、中5週で迎えた4戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に敗れた。

10月20日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジークカイザーに1馬身1/4の差をつけて久々の実戦をモノにした。

2019年11月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。