アーヒラ（2015年生、母エイシンルンナ）

アーヒラ（2015年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「来世(アラビア語)」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時18歳）と交配したエイシンルンナが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。2018年のルミエールオータムダッシュ(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、栄進牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって216万円で落札された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月1日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

10月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のクラウンチャンプをハナ差制して初勝利を挙げた。

11月12日、中3週で迎えた3戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた5戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

3歳（2018年）

1月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた8戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた9戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月12日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のラフィングマッチをクビ差制して2勝目を手にした。

6月3日、中2週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

8月5日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。最後はシルヴァーコードと並んで2着同着となった。

10月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた14戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/重）に48kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。4着に入った。

12月23日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

4歳（2019年）

1月20日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（8戦1勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、6着に入り込んだ。

9月28日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの戎橋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉原誠人騎手（9戦1勝）。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい17着に終わった。

11月17日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉原誠人騎手（10戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

12月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉原誠人騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5歳（2020年）

1月19日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

5月10日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（12戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月9日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（13戦1勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月17日、中9週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（14戦1勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月13日、中7週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6歳（2021年）

1月9日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（15戦1勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

1月17日、連闘で迎えた29戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

5月9日、約3か月の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（16戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月16日、中9週で迎えた34戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

11月13日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（17戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

7歳（2022年）

1月16日、中5週で迎えた37戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（18戦1勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた38戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

5月14日、約3か月の休み明けで迎えた39戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は城戸義政騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた40戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（19戦1勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月15日、中9週で迎えた41戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

10月29日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上2勝クラスの新津特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（5戦0勝）。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

2022年11月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。