ヴィジョニア（2016年生、母イノセントガール）

ヴィジョニア（2016年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ヴィジョンとポーロウニア（桐）の造語」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したイノセントガールが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。主な勝ち鞍は2019年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芳住鉄兵から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、アンジェラールによって162万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月21日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

9月29日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 雨/重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

11月18日、中6週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず18着に終わった。

3歳（2019年）

2月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月3日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は水口優也騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月9日、中5週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた9戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルロングランを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた12戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシゲルダイヤに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月27日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミランバを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

8月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフラワーパレスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月23日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、3歳オープンの9.28J-PLACE鳥栖オープン賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は長田進仁騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

10月14日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴルトグランツに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月24日、中2週で迎えた19戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

12月17日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（2020年）

1月12日、中3週で迎えた21戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

2月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。