トルシエマジック（1997年生、母バーボンストリート）

トルシエマジック（1997年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時12歳）と交配したバーボンストリートが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は泉渕瀬牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月6日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5月14日、中8週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月4日、中2週で迎えた6戦目は、F.サンチェス騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

7月22日、中6週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.サンチェス騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したディプロマティストを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた10戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のチハヤコマンドをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2001年）

1月29日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は田中剛騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた12戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

4月21日、中6週で迎えた13戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の天童特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（6戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（7戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2002年）

3月24日、約9か月の休み明けで迎えた17戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（9戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい17着に終わった。