リアンカフェ（2010年生、母フジノタカコトブキ）

リアンカフェ（2010年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「絆（仏）＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時12歳）と交配したフジノタカコトブキが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は秋場牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、秋場牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ターファイトクラブにて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月14日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月28日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月12日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、アロマーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマスタープリメーラに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

1月4日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、最後はプリモティノスと並んで3着同着となった。

2月19日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、プロレスの日賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた9戦目は、母子草賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた10戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月31日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた13戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、木下智史金沢競馬来場記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた14戦目は、七尾城まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた15戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般B1-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、カワキタテンザンに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた21戦目は、左義長特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5歳（2015年）

3月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

4月7日、連闘で迎えた23戦目は、一般B2-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた24戦目は、能登島ガラス美術館特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルボランタスにハナ差交わされて2着となった。

5月5日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

5月19日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2-6（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったスプリングカンナを半馬身捉え切れず2着となった。

6月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2-6（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた30戦目は、白山国際太鼓特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。