ダンツガゼール（2017年生、母アイアムノココロ）

ダンツガゼール（2017年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ブラックバック(ウシ科)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したアイアムノココロが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって1,836万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月14日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

11月3日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3歳（2020年）

1月11日、中5週で迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤコシスターに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた7戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5月17日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都芝1600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月11日、中4週で迎えた11戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月12日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は泉谷楓真騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

10月25日、中5週で迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた14戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4歳（2021年）

1月24日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は泉谷楓真騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で泉谷楓真騎手（7戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

6月5日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

9月4日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月21日、中8週で迎えた22戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

5歳（2022年）

1月15日、中7週で迎えた23戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

2022年1月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。