プラウドフレール（2022年生、母スリーメロディー）

プラウドフレール（2022年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のNew Year's Day（当時11歳）と交配したスリーメロディーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。2025年のマリーンカップ(牝Jpn3)に勝利した他、2025年の関東オークス(牝Jpn2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島正一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2024年）

6月29日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のアジサイデビュー（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は481kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソリスレガーロに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のシリウス賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のケンシレインボーを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳戦の影武者賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月12日、中4週で迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月31日、中6週で迎えた5戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゼロアワーに1馬身1/4の差をつけて制した。

3歳（2025年）

2月24日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のゼロアワーに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

3月20日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの桜花賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のホーリーグレイルに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

4月30日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月18日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦3勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

10月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定3歳Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のメモリアカフェに3馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を手にした。

11月3日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（6戦4勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。