スズノパトリック（1989年生、母Milk and Honey）
Suzuno Patrick
1989.04.28
スズノパトリック（1989年4月28日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のBluebird（当時5歳）と交配したMilk and Honeyが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地31戦5勝2着3回、中央障害6戦0勝2着1回、地方1戦0勝。1995年のKBC杯(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
橋田満厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1991年）
11月24日、デビュー戦は楠孝志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。
12月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で楠孝志騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るホウユウサラテを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
12月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のさざんか賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楠孝志騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。
3歳（1992年）
11月8日、約10か月半の休み明けで迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。
11月28日、中2週で迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るロゼリーフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。
12月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。
4歳（1993年）
9月12日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。
9月26日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。
10月24日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。
12月4日、中5週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンフレーアを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って3勝目を奪取した。
12月19日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の夙川特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。
5歳（1994年）
1月16日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。
1月30日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。
9月11日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。
9月25日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。
10月16日、中2週で迎えた16戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
11月27日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。
12月11日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。
6歳（1995年）
4月23日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
5月6日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマチカネローハイドをアタマ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。
5月20日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の加古川特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。
6月11日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカリブパイレーツに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。
6月24日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウヨシイエに3馬身の差をつけて5勝目を収める
7月16日、中2週で迎えた24戦目は、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったアドマイヤボサツに詰め切れず、2馬身差の2着となった。
8月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦の阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったビワセイハを半馬身捉え切れず2着に敗北した。
9月10日、中4週で迎えた26戦目は、スカイブルーステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（9戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。
9月24日、中1週で迎えた27戦目は、涼秋ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。
10月14日、中2週で迎えた28戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。
7歳（1996年）
6月16日、約8か月の休養明けで迎えた29戦目は、エルムステークス（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。
6月30日、中1週で迎えた30戦目は、鞍上は芹沢純一騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。
8月18日、中6週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。
9月7日、中2週で迎えた32戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。
10月6日、中3週で迎えた33戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月20日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた34戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラゴンアウィンから約11馬身差の2着に敗北した。
11月24日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。
12月7日、中1週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月22日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は西谷誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
8歳（1997年）
1月7日、中1週で迎えた38戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。