サクラインザダーク（2003年生、母サクラブラッサム）

サクラインザダーク（2003年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したサクラブラッサムが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

6月18日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は516kg。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

7月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、フェスティブドラマに半馬身交わされて2着となった。

7月23日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、オドゥールゲランに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中3週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ドマーニにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のサンファイバーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

12月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマイネルーシッド決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。