ファキナウェイ（2010年生、母サダムアカイカゼ）

ファキナウェイ（2010年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ファンキーな（カッコイイ）道をイメージした言葉（造語）」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時13歳）と交配したサダムアカイカゼが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦5勝2着2回。2012年のヤングチャレンジカップ1に勝利した他、2013年の道営スプリント(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

8月22日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったハイマウンテンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月30日、連闘で迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダイメイラブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月12日、中1週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の乙女座特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニュータイプに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月10日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ1（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のタイセイグリンに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

11月6日、連闘で迎えた6戦目は、2歳オープンのサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2013年）

1月7日、中8週で迎えた7戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の碧空特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の飛脚スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた11戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の昇竜スプリント（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた12戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったフジノジャガーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月1日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、ハンデ戦のJAバンクちょきんぎょ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナモンミライを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた17戦目は、根室さんま祭り特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るナモンミライを自慢の末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

10月3日、中1週で迎えた18戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた19戦目は、日高町家畜自衛防疫組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた20戦目は、冬桜特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月27日、中7週で迎えた21戦目は、タンザナイト特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4歳（2014年）

1月22日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般B3四 C1四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。