フォーシーム（2013年生、母マイヴィヴィアン）

フォーシーム（2013年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「オーナーの現役時代の決め球より（野球用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時12歳）と交配したマイヴィヴィアンが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地7戦0勝、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の一般C15。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月23日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

5月1日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

7月9日、中9週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

11月28日、中1週で迎えた7戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ドミネイトアゲンに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2017年）

1月1日、中4週で迎えた8戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアイファーメリッサに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月18日、中1週で迎えた9戦目は、堀川特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた10戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビダンシに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、矢田川特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

2月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のオンザウインドをクビ差振り切って3勝目を手にした。

7月29日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた15戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。