ストリートスマート（2014年生、母ヘヴンズムーン）

ストリートスマート（2014年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世の中を生き抜く賢さ」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートボーイ（当時19歳）と交配したヘヴンズムーンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。主な勝ち鞍は2019年のマーガレット特別(一般A3b)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、畑佐博によって475.2万円で落札された。

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

3月19日、デビュー戦は和田翼騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

7月22日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

8月13日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月2日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったコンフォルツァに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るラインポレールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月13日、中3週で迎えた10戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた11戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったパンツァネッラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2018年）

1月2日、中1週で迎えた12戦目は、株式会社丸増商会60周年記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したファミリアリティにアタマ差届かず2着に甘んじた。

1月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンシュローダに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた14戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタニセンジュピターに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、炎のシビルエンジニア伊藤辰弥（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のサンレイサワヤカに4馬身の差をつけて3勝目を収める

3月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた18戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウワサノマリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月20日、連闘で迎えた19戦目は、犬山城特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた20戦目は、やまりん東海卒業記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（9戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るノーワンライクユーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月20日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（10戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るドウザンブルーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目をゲットした。

8月22日、中4週で迎えた22戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビリーヴザワンを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月11日、中2週で迎えた23戦目は、うみへび座特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（12戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた24戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（13戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナンゴクミチカに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月9日、中1週で迎えた25戦目は、神無月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（14戦8勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったコペルニクスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月23日、中1週で迎えた26戦目は、うさぎ座特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のモダンタキシードに1馬身半の差をつけて9勝目を奪取した。

10月31日、連闘で迎えた27戦目は、ジャックオーランタン賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のワイズセレクションに1馬身半の差をつけて制した。

11月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、逃げるキーネットワークを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた29戦目は、ビオラ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサザンライツに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月10日、中1週で迎えた30戦目は、寒椿特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したオーゴンワンダーに半馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2019年）

1月3日、中2週で迎えた31戦目は、門松特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったペイシャブルーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月16日、中1週で迎えた32戦目は、プリムラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた33戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丹羽克輝騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた34戦目は、紅梅特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で丹羽克輝騎手（12戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったエバーゴールドに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた35戦目は、ヒヤシンス特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で丹羽克輝騎手（13戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた36戦目は、里桜特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丹羽克輝騎手（14戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた37戦目は、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で丹羽克輝騎手（15戦3勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた38戦目は、山桜特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で丹羽克輝騎手（16戦3勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月18日、連闘で迎えた39戦目は、マーガレット特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で丹羽克輝騎手（17戦3勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴェゼールを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利数を12に伸ばす

5月17日、中3週で迎えた40戦目は、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で丹羽克輝騎手（18戦4勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。