ハコダテメモリー（2020年生、母クロフネジョウ）

ハコダテメモリー（2020年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「函館+思い出」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したクロフネジョウが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は増尾牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方8戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2024年の一般C2。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

6月4日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月19日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月16日、中7週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

4歳（2024年）

7月14日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた5戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、タナマッキーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、モントカイザーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月18日、中2週で迎えた7戦目は、坂井瑛音騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヤカンヒコウに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑛音騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンシナティに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般C1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑛音騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑛音騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井瑛音騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったブライティアブエナに詰め切れず、6馬身差の2着となった。