ノスタルジック（2011年生、母マルターズガール）

ノスタルジック（2011年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「郷愁を感じるさま」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時14歳）と交配したマルターズガールが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上雅規。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方6戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上雅規から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、村上雅規から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山本武司によって283.5万円で落札された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月7日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3歳（2014年）

4月27日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

7月6日、中5週で迎えた6戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入った。

7月27日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョウエイダルクから1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月23日、連闘で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、とかげ座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

11月10日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、立冬特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた13戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

12月25日、中0週で迎えた14戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、もみの木賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

4歳（2015年）

1月21日、中3週で迎えた15戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀬川将輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。