マッチアドゥー（2017年生、母シンワクイーン）

マッチアドゥー（2017年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「戯曲名より。父名の響きより連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時14歳）と交配したシンワクイーンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は本桐牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C2 23。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月14日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4月19日、中4週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた4戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に終わった。

7月4日、中4週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた5戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったシゲルオリオンザに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、サンプルマンに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、シャクライスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月26日、中2週で迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

10月3日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、オッズパーク賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、レジュノアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシゲルアマノガワに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた14戦目は、初梅月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた15戦目は、冬至賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたミキノルミナス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。