アールノミネート（2006年生、母スズキャッスル）

アールノミネート（2006年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋候補」。毛色は鹿毛。種牡馬のキッケンクリス（当時6歳）と交配したスズキャッスルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井弘幸。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1七。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井弘幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、新井弘幸から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、星野良二によって525万円で落札された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月7日、デビュー戦は草野太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は506kg。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

4月5日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

7月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月11日、中8週で迎えた4戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた5戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

11月26日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンメロディに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月21日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシルクフェイブルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十四15十六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十二13十四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七十八（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のタケデンエデンを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

4月28日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーセンエッセンスに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月23日、中7週で迎えた13戦目は、こうのす花火大会賞（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように急駛したが、スズヨコンコルドに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月20日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のミサトキャシャーンをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

8月2日、中1週で迎えた15戦目は、夏祭り特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、アイビーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1七（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオートホワイティに2馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、山茶花特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

5歳（2011年）

5月30日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた19戦目は、一般C2二（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

7月18日、中6週で迎えた20戦目は、みどりと清流ちちぶ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた21戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた22戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（8戦4勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月9日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

12月19日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

6歳（2012年）

1月13日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。