モンジュー（1996年生、母Floripedes）

モンジュー（1996年4月4日）は、アイルランドで生まれた競走馬、種牡馬。1999年にカルティエ賞最優秀3歳牡馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のSadler's Wells（当時15歳）と交配したFloripedesが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外15戦11勝。2000年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(英・G1)に勝利した他、2000年のサンクルー大賞(仏・G1)を制するなど、G1級競走6勝を含む重賞9勝を挙げた。

経歴

2歳（1998年）

9月18日、C.アスムッセン騎手を鞍上に据えて、10頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のCamikarilに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月18日、鞍上は2戦連続でC.アスムッセン騎手（1戦1勝）。3頭立ての1番ゲートからスタート。最後は、2着のSpadounに3/4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（1999年）

4月25日、3歳G2のグレフュール賞（フランス・ロンシャン芝2100m）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でC.アスムッセン騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のSendawarに1馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

5月16日、3歳G1のリュパン賞（フランス・ロンシャン芝2100m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続でC.アスムッセン騎手（3戦3勝）。4頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったGraciosoから1馬身差の2着と苦杯を喫した。

6月6日、3歳G1のジョッケクルブ賞（フランス・シャンティイ芝2400m）に出走。鞍上は5戦連続でC.アスムッセン騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のNowhere To ExitIに4馬身の差をつけて初のG1タイトルを掴み取った。

6月27日、3歳G1のアイリッシュダービー（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。鞍上は6戦連続でC.アスムッセン騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のDaliapourに5馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルを手にした。

9月12日、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニエル賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。4頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のBienamadoをアタマ差制して3連勝で4つ目の重賞タイトルを掴み取った。

10月3日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は2戦連続でM.キネーン騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエルコンドルパサーに半馬身の差をつけて3つ目のG1タイトルをゲットした。

11月28日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.キネーン騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4歳（2000年）

5月28日、G1のタタソールズゴールドカップ（アイルランド・カラ芝2112m）に出走。鞍上は4戦連続でM.キネーン騎手（3戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のGreek Danceに1馬身半の差をつけて4つ目のG1タイトルを掴み取った。

7月2日、G1のサンクルー大賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。鞍上はC.アスムッセン騎手（6戦5勝）。4頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のDaring Missに5馬身の差をつけて5つ目のG1タイトルを奪取した。

7月29日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上はM.キネーン騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のファンタスティックライトに1馬身3/4の差をつけて6つ目のG1タイトルを奪取した。

9月10日、G2のフォワ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は2戦連続でM.キネーン騎手（5戦4勝）。4頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のCrillonに1馬身半の差をつけて4連勝で重賞9勝目を挙げた。

10月1日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は3戦連続でM.キネーン騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月14日、G1のチャンピオンステークス（イギリス・ニューマーケット芝2012m）に出走。鞍上は4戦連続でM.キネーン騎手（7戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったKalanisiから半馬身差の2着に敗北した。

11月4日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・チャーチルダウンズ芝2414m）に出走。鞍上は5戦連続でM.キネーン騎手（8戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。