フェデルミエール（2022年生、母エリーフェアリー）

フェデルミエール（2022年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「光の妖精(仏)。血統より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアクター（当時11歳）と交配したエリーフェアリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌田中牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川正純から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

10月27日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2025年）

1月6日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

3月1日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では賦性の闘争本能でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた4戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

4月27日、中3週で迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジョイナーテソーロに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は石田拓郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミニョンマルーンを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

8月9日、中3週で迎えた7戦目は、遠藤汰月騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月22日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの福島放送賞（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。