ミューズマジック（2005年生、母ピアノソナタ）

ミューズマジック（2005年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「音楽の女神の魔法」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時8歳）と交配したピアノソナタが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額1,100万円（2.75万×400口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

6月21日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

7月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトシアツキを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

8月23日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

10月25日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

4歳（2009年）

6月13日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

8月2日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

9月21日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。