トウカントップガン（1990年生、母トウカンエンゼル）

トウカントップガン（1990年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時13歳）と交配したトウカンエンゼルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）越湖牧場。戦績は、中央平地35戦2勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

古賀末喜厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

12月6日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

3歳（1993年）

1月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスピードアポロに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したパーシャンアローを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はファンシードレスと並んで2着同着となった。

4月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦0勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた11戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニッポーミルクを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月19日、中4週で迎えた13戦目は、4歳500万下のアベリア賞（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4歳（1994年）

2月6日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横田吉光騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横田吉光騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた19戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月24日、中4週で迎えた20戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のタイファントムを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月14日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横田吉光騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

8月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた27戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

10月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた31戦目は、越後特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた32戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5歳（1995年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

1月29日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた34戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 雪/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

2月18日、連闘で迎えた36戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。