タカミル（2009年生、母エポックサクラ）

タカミル（2009年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鷹＋見る」。毛色は芦毛。種牡馬のデビッドジュニア（当時7歳）と交配したエポックサクラが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日本中央競馬会日高育成牧場。戦績は、中央平地20戦0勝、中央障害2戦0勝、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年のJRA IPAT岩手競馬発売開始記念(一般C2十)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、村田滋によって52.5万円で落札された。

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

12月25日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2012年）

1月22日、中3週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた7戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったベニバナビジンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオースミファイアに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、JRA IPAT岩手競馬発売開始記念（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジェベルサンドラに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2013年）

10月14日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で花田大昂騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた14戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

12月15日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5歳（2014年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた17戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

10月4日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

6歳（2015年）

5月24日、約7か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月11日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月25日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた23戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた25戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月19日、中6週で迎えた26戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2016年）

2月7日、中6週で迎えた27戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。