エンゲルフライト（2012年生、母サラトガデュー）

エンゲルフライト（2012年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋飛行」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時6歳）と交配したサラトガデューが24歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月28日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

5月24日、中7週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクローザーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月8日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた8戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4歳（2016年）

3月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月20日、中5週で迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。