ドナギニー（2022年生、母ポッドジゼル）

ドナギニー（2022年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時12歳）と交配したポッドジゼルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は下屋敷牧場。2025年のアレキサンドライトカップ(牝)に勝利した他、2025年の’25桃花賞(牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中道啓二厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2024年）

8月17日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は479kg。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェイスザファイアを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

9月12日、中3週で迎えた2戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーブルジークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月12日、中8週で迎えた3戦目は、2歳オープンのローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見陸騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月31日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見陸騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（2025年）

1月16日、中1週で迎えた5戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’25桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアメストリスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

4月30日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの東京ダービーチャレンジ（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したマウンテンローレルに半馬身届かず2着となった。

8月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳戦の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた9戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアレキサンドライトカップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホーリーグレイルをアタマ差振り切って3勝目をマークした。

11月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエスカティアを驚異的な末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。