グランパリッシュ（2021年生、母カネトシパリッシュ）

グランパリッシュ（2021年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部+母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のシュヴァルグラン（当時9歳）と交配したカネトシパリッシュが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C19。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

6月29日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた4戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキタノレガーロに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、やぎ座特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトノクロシェットを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

11月6日、中1週で迎えた6戦目は、一般C9 C1-2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したミヤビハイジアを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた7戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったナムラゴローに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた8戦目は、監督お疲れ様記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2025年）

4月1日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、サエちゃんヨシで大丈夫?記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアップミライに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月1日、中3週で迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグレースレニーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた14戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月8日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大久保友雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。