マチカネヒザマル（2000年生、母マチカネベニザクラ）

マチカネヒザマル（2000年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋膝丸（銘刀の名）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したマチカネベニザクラが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

4月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/重）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテロワールに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた3戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月8日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカフェブリストルを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月7日、中3週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳴海特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4歳（2004年）

5月16日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

11月13日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた8戦目は、M.スミス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のノビーディードをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

12月19日、中2週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2005年）

2月19日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったサザンツイスターに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月6日、中1週で迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

7歳（2007年）

3月25日、約24か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

10月20日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた18戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8歳（2008年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた24戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた25戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。