シャンパンマリー（2005年生、母マリーシャンタル）

シャンパンマリー（2005年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フランスの地名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時6歳）と交配したマリーシャンタルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

13歳のとき、ノーザンファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、丸村村下ファームによって518.4万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

7月5日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウスサプライズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月19日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイクマイアイズに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月31日、中5週で迎えた3戦目は、3歳以上1000万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、抜け出したリボンノキシを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたシャインウェーヴ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月29日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の山科特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、タガノティアーズに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ヴォレハクユウにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2009年）

5月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったサンライズラッシュにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

6月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

8月8日、中8週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月10日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5歳（2010年）

10月31日、約12か月半の休み明けで迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

6歳（2011年）

2月13日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。