ファンドリオボッコ（1994年生、母ハギノオボツコー）

ファンドリオボッコ（1994年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時11歳）と交配したハギノオボツコーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

10月12日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 雨/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3歳（1997年）

1月5日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハギノオカメに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月22日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた8戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月26日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のウッディーナイスに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月14日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の駒場特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月29日、中1週で迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したレッドアリダーに半馬身届かず2着となった。

8月31日、中3週で迎えた15戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の白樺賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

4歳（1998年）

1月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月22日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

4月5日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の御影特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月26日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

7月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（8戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

7月18日、中1週で迎えた27戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の氷ノ山特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールデンビーナスに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月16日、中1週で迎えた29戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5歳（1999年）

8月7日、約12か月の休養明けで迎えた30戦目は、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。