クレオール（2012年生、母リンガフランカ）

クレオール（2012年1月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「異なる言語による共通語であるクレオール言語より。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時14歳）と交配したリンガフランカが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦2勝。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、キャロットクラブによって630万円で落札された。8歳のとき、ノーザンファームから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ハシモトファームによって1,320万円で落札された。

キャロットクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月18日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に敗れた。

3歳（2015年）

4月18日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

5月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月19日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のデュアルフレイムを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

11月7日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4歳（2016年）

2月14日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

5月14日、中9週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月25日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

5歳（2017年）

5月20日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンザフロウを上がり3位タイの末脚でハナ差だけ差し切って久々の実戦を物にした。