アップルツリー（1989年生、母Pomme Rose）

アップルツリー（1989年3月6日）は、フランスで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のBikala（当時11歳）と交配したPomme Roseが22歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外25戦7勝。1994年のサンクルー大賞(仏・G1)に勝利した他、1994年のコロネーションカップ(英・G1)を制するなど、G1級競走4勝を含む重賞6勝を挙げた。

経歴

2歳（1991年）

11月3日、T.ジャルネ騎手を鞍上に据えて、2歳G1のクリテリウム・ド・サンクルー（フランス・サン＝クルー芝2000m）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1992年）

4月26日、3歳G2のグレフュール賞（フランス・ロンシャン芝2100m）に出走。鞍上は2戦連続でT.ジャルネ騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のBreak Breadに2馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を勝ち取った。

5月17日、3歳G1のリュパン賞（フランス・ロンシャン芝2100m）に出走。鞍上は3戦連続でT.ジャルネ騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月7日、G1のジョッケクルブ賞（フランス・シャンティイ芝2400m）に出走。鞍上は4戦連続でT.ジャルネ騎手（3戦1勝）。17頭立ての3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月13日、3歳G2のニエル賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は5戦連続でT.ジャルネ騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月27日、G1のエウロパ賞（ドイツ・ケルン芝2400m）に出走。鞍上は6戦連続でT.ジャルネ騎手（5戦1勝）。4頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のプラティニに1馬身3/4の差をつけてG1ホースの仲間入りを果たした。

4歳（1993年）

4月4日、G2のアルクール賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。鞍上は7戦連続でT.ジャルネ騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月30日、G2のジョッキークラブステークス（イギリス・ニューマーケット芝2414m）に出走。鞍上は8戦連続でT.ジャルネ騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったZinaadからクビ差の2着となった。

5月18日、G2のジャンドゥショードネ賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。鞍上は9戦連続でT.ジャルネ騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後はルアズーと並んで2着同着となった。

6月3日、G1のコロネーションカップ（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。鞍上は10戦連続でT.ジャルネ騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月4日、G1のサンクルー大賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。鞍上は11戦連続でT.ジャルネ騎手（10戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーザーフレンドリーから1馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、G1のアラルポカル（ドイツ・ゲルゼンキルヒェン芝2400m）に出走。鞍上は12戦連続でT.ジャルネ騎手（11戦2勝）。11頭立てのレースに臨んだ。7着に敗れた。

9月19日、G3のプランスドランジュ賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。鞍上は13戦連続でT.ジャルネ騎手（12戦2勝）。4頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のMarildoに2馬身半の差をつけて3つ目の重賞タイトルを手に入れた。

10月9日、M.スミス騎手を鞍上に迎えて、5頭立ての3番人気でレースに臨んだ。最後は、2着のSolar Splendourに2馬身1/4の差をつけて2つ目のG1タイトルをゲットした。

11月6日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・サンタアニタ芝2414m）に出走。鞍上は2戦連続でM.スミス騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（1994年）

4月4日、G2のアルクール賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。鞍上はT.ジャルネ騎手（13戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月29日、P.エデリー騎手を鞍上に迎えて、G2のジョッキークラブステークス（イギリス・ニューマーケット芝2414m）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったSilver Wispからアタマ差の2着に甘んじた。

6月3日、G1のコロネーションカップ（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。鞍上はT.ジャルネ騎手（14戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のEnvironment Friendに1馬身の差をつけて3つ目のG1タイトルを獲得した。

7月3日、G1のサンクルー大賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。鞍上は2戦連続でT.ジャルネ騎手（15戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のMuhtarramをクビ差制して4つ目のG1タイトルを掴み取った。

7月23日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上は3戦連続でT.ジャルネ騎手（16戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月11日、G3のフォワ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は4戦連続でT.ジャルネ騎手（17戦5勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月2日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。20頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月27日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はT.ジャルネ騎手（18戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。