アイドルワン（2010年生、母シルキーヴァリュー）

アイドルワン（2010年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アイドルで１番」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時11歳）と交配したシルキーヴァリューが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の一般C3-7。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福岡光夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、福岡光夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、高木競走馬育成牧場によって126万円で落札された。

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月23日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月9日、中6週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

7月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた5戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

10月30日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月13日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

12月3日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4歳（2014年）

1月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳C3四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月2日、中3週で迎えた11戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた12戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったノヴェッロに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月16日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウォーターショットに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月22日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた15戦目は、愛媛県畜産協会特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。